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  3階建マンション新築工事現場の足場解体中に足場から墜落。
平成17年1月
船橋労働基準監督署
<災害発生状況>
  この工事の概要は、鉄筋コンクリート造3階建のマンション工事で、平成16年4月20日〜同年10月27日までの工期で行われてい
たものである。外部足場を使用する作業は災害発生前日である9月27日までに終了した。

同足場の設置期間は平成16年6月30日から同年9月30日までと予定されていたもので、災害発生当日から9月30日までの3日間で、高さ10.5m、長さ27.4m、東西12.4m、北面33.4mの6層の枠組み足場で、ある本件足場の解体を行うものであった。

 当日の足場解体作業は東面、南面を行う予定であり、被災者の作業指揮により、先ず飛来落下防止用のメッシュシートを取り外した。その後東面の足場解体を被災者含めて4名で開始した。解体作業に際し作業者は下から4段目、下から3段目、下から2段目及び地上にそれぞれ1名ずつ、配置されていた。上部の足場から取り外した足場の各部材を、下から4段目、3段目、2段目、地上の作業者の順に手渡し、一定の箇所に積み上げていた。被災者を含め、作業者全員が安全帯を着用していた。足場部材の取り外しは、昇降設備の取り外し、床付き布枠取り外し、交差筋交いの取り外し、建枠の取り外しの手順で行われた。安全帯は、移動、掛け替えの際を除き、建枠等足場部材にフックを掛けて作業を行っていた。なお、親綱は設けられていなかった。

 午前中のうちに、東面の足場全体と南面足場最上段の解体を終え、さらに、南面の現場入り口側の2スパンについては下2段を残して解体を終了し、昼の休憩にはいった。

 午後1時から作業を再開し、南面足場の下から4段目から下方向に順次解体作業を行っていた。また、作業者の配置は午前中と同じである。作業を開始しておよそ5分後に、作業員の叫び声と直後にガチヤン、ドスンという音を聞き被災者が地上に仰向けに倒れていた。災害発生直前の作業箇所の状況については、南面足場の下から3段目で、地上から高さ5.4mの所の幅250mmの鋼製布板を2枚並べて500mmの作業床にいた。部材荷降ろしのため、躯体側と反対の外側の交差筋交いが外されていたため、手すり等もなく開口部となりそこから墜落し、病院で入院加療中4時間後に血気胸による出血性ショックのため死亡した。
原因と対策
・この災害の発生原因としては、次のことがあげられる。
1 本件解体作業にあたっては被災者は安全帯を使用していたが、掛け替え、あるいは移動時フックを外した際に墜落したものと思われる。
2 労働者に対し安全帯の使用の指示確認等を十分に行われていなかったこと。 (被災者が、職長であり、足場組立等作業主任者である。)
3 危険予知活動が形骸化(十分ではなかったこと)していたこと。
 同種労働災害を防止するためには、次の対策が必要である。
1 足場の組立・解体作業時には安全帯を確実に使用させること。特に安全帯についてはダブルフック(2重ロープ)式を使用させる等、フックの掛け替え移動時にあっても、安全が確保できるような安全帯等を使用させること。
2 足場組立等作業主任者及び職長に対して、作業方法・作業手順等により適正に作業が行われていることが確認並びに管理するための教育を実施すること。
3 作業ごとに具体的な措置を定め、確実な履行を行わせるために、危険予知活動の場を活用するなど、繰り返して周知を図り、具体的な措置を徹底させること。
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